撮影環境

全く使っていなかった PENTAX Q を下取りに、今更ながら2世代前のデジカメ OLYMPUS PEN Lite E-PL5 を中古で買いました。
下取り価格を引いておおよそ1万5千円。安い・・・

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以前から同世代のデジカメ E-PM2 を使っており、何一つ不自由がなく、その軽量コンパクトしかも素晴らしい画質という機能にとても満足しており、最近では模型の撮影すら E-PM2 を使うようになってきています。メイン機であった K-5 のメリットが、大きなストロボがあるので天井バウンスで暗い作業机の上でも比較的明るく撮れるくらいしか無くなって来ているような状況でした。

E-PM2 の撮影サンプル 風景/人物 模型

そして来月から少し長めの海外出張が確定。かみさんが E-PM2 を使う事もあり、折角なので旅のお供にともう一台買い足す事にしたのです。但し、E-PM2 の上位機種である E-PL5 を。

数年前に発売になった OLYMPUS の E-PM2 / E-PL5 / E-M5 はローエンドからハイエンドまで全て同じ画像エンジンを積んでおり、基本的に同じ画質というのが当時の売りでした。
宣伝文句の通り、実際にローエンドモデルの E-PM2 も非常に良い写りで、機能が省かれている分、逆にシンプルで薄く軽く持ち出しにも重宝しています。
またローエンドとはいえ、2軸の手振れ防止機能がボディに内蔵されていて(ハイエンドのE-M5は5軸補正でさらに強力)、手振れ防止機能がレンズ側に無くてもばっちりブレなく綺麗に撮れるのも、PENTAX に馴れていた僕には福音であったのです。どんなレンズを付けても手振れ防止が効くというのは、てぶれぶれぶれマンの僕には本当に素晴らしい機能なのです。正直、ボディ内手振れ補正機能がないカメラは買う気すら起きない程に。

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さて今回購入した E-PL5 ですが、ボディが E-PM2 と同系列で m4/3 であるため、しょぼいながらも手持ちのレンズが共有出来るメリットがあります。いちいちレンズを揃える必要もなくお財布に優しくなりました。中古とはいえわずか1万5千円でこの画質のカメラ買い足せるなど、ほんとうに夢のようです。

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E-PL5 は E-PM2 の上位機だけあって、ボタン類が独立して配置されていて非常に使いやすくなっています。
また、液晶がかなり自由な角度でチルトする事が可能で、なんと自撮り用に完全に正面に向ける事が出来るのです。これなら家族で一緒に撮れそうです。
フィッシュアイキャップレンズを付けての自撮りとか楽しそうなので、色々と試してみたいと思います。

そして、液晶がチルトすると模型写真が撮りやすい事に気がついてしまい、E-PL5は自分用。E-PM2 はかみさん用な感じになりそうなヨカンが・・・
そしてそして、K-5 の存在感がますます薄く・・・m4/3 用のバウンス出来るストロボを購入しようものなら一気に使わなくなりそうな気もしますが、今後どうなる事やら・・・

 

オリンパスから新しく発売された、パンケーキ電動ズーム M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ を、使っていなかったレンズ2本を下取りにして買ってきました。

子供を撮る為に E-PM2 を使用していますが、折角本体がコンパクトなのに標準ズームレンズがあんまりにも大きい事が唯一の弱点だったので、これを克服できる今回のレンズはかなり良いなと感じ、思い切って購入した次第。

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標準レンズとの比較。相当に小さくなっているのが分かります。重量もとても軽いです。

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ちょっと高いなとは思ったのですが、折角ですので自動開閉レンズキャップも一緒に買ってきました。やはりこれがあるととても便利です。キャップを取り外すという作業が無くなるのは本当に楽。

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Pentax Q との大きさ比較。かなり小さい Q ですが、それと比較しても遜色の無い大きさになった気がします。取り回しもかなり良い感じ。Q の出番はもう無いかもしれません・・・

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そして、意外やかなり寄れます。意外にブツ撮りにも良いかもしれません。今度試してみようかなと思います。

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野外での撮影はまだなので、明日、出かけた際にでも少し試し撮りをしてこようかなと思います。

 

2011-10
PENTAX K-5
 with
DA35mmF2.8 Macro Limited

K-5 は本体のみで、RAW 現像や動画の編集まで有る程度出来てしまうという、とても面白いカメラです。

出先でRAW 現像出来るような、多めのストレージ+ある程度の性能を持つ PC が無いような状況でも、カメラ内で様々な加工をおこなった上で、画像ファイルを生成出来るというのは、他のメーカーのカメラではあまりないかもしれません。 


キャノン等も概ね、PC ありきの構成になっていると思いますので、K-5 のこういった機能は、尚更、新鮮且つ、楽しい機能の一つではないかと。
(ちなみに、純正レンズの歪曲や収差の補正も、K-5 は現像時に行うのではなく、
 データを記録するタイミングで、カメラの機能で補正する方法となっており、
 こちらも、補正する為にRAW で撮影するというような事は不要です)

さて、そんな K-5 ですから、兎に角、写真を撮って楽しむ為のしかけがてんこもりです。
今回は自身の確認にも必要ですので、「画像仕上げ」「デジタルフィルタ」「HDR撮影」について、いくつかテストを行いその効果を記録しておく事にします。




■画像仕上
この機能は保存時の最終段階でかかるフィルタのようで、文字通り仕上げ用のフィルタとなっている模様。
 今回は、「鮮やか」「ナチュラル」「人物」「風景」「雅(MIYABI)」「ほのか」「リバーサルフィルム」「銀のこし」「モノトーン」について記録してあります。

個人的には「雅」が好きなので、次はこのモードで撮っても良いかなと思っています。各モード差が分かりにくい物も有るのですが、なかなか面白い機能です。

1)鮮やか

2)ナチュラル

3)人物

4)風景

5)雅(MIYABI)

6)ほのか

7)銀のこし

8)リバーサルフィルム

9)モノトーン

■デジタルフィルタ
文字通りの特殊効果フィルタです。 画は大きく影響を受けますので使い所は難しいのですが、うまくハマると実に楽しい機能でもあります。
「トイカメラ」「ハイコントラスト」「ソフト」「トゥインクル」について記録してあります。

トゥインクルの効果が今一つ良くわかりません・・・・トイカメラはとてもお気に入り。

10)トイカメラ

11)ハイコントラスト

12)ソフト

13)トゥインクル

■HDR撮影
複数の写真から画像を起し直すフィルタです。一回シャッターボタンを押すと、連射で何枚も撮影し、それを合成して出力しているようです。

個人的には、バーチャロン関連模型を撮る時には、もの凄く雰囲気が出て良い感じになるのではないかと思っています。次に VR 模型作った際には絶対にこれで撮ってみようかなと。
また、弱であればとても面白い効果として普通に使えそうです。

14)強 / 中 / 弱

15)弱(撮影対象拡大)

ブツ撮りの場合、時間さえ許せばどれだけでも撮影できますので、色々なモードやフィルタを利用し楽しんでいきたいとなぁと。
現像してレタッチソフト起動して、一枚一枚、職人が焼くせんべいのような仕上げも、勿論、画像品質や自由度が高く、良いのだとは思いますが、やはり K-5 を独立したカメラとして楽しみたい。

というか、まぁ、あれやってこれやって・・・というのが面倒だし、時間がかかるのは、私的にはノーサンキューな訳です。だからこういった機能があればどんどん使って、あれこれ悩まず、色々なモードで撮りまくって、どんどん楽しんで行きたい所存。

K-5 はほんとうに弄っていて楽しいです。
PCが無くても機能が完結しているのが、尚、良い。
画も作りも、実に好みのカメラ。
好きだなぁコレ。
うん。

Mac ユーザーで PENTAX Digital Camera Utility 4 がインストール出来ない場合の対処方法/手順について記載しておきます。

2011/09 に K-5 を購入し、多少馴れて来たため RAW 現像をしてみようと添付CDから、 PENTAX Digital Camera Utility 4 をインストールしようとした所、インストーラは起動して来るものの、インストールボタンが全く押せない状況に陥り、ソフトウェアがインストール出来ない状態となっておりました。
(インストールボタンの下にある、ユーザー登録サイトへのジャンプボタンは問題有りませんでした)

本問題が発生した環境は以下の通りです。
Macmini3,1
Mac OS X 10.6.8 (10K549)

本日、PENTAX に電話にて問い合わせをした所、以下の手順にて対応して欲しいと回答があり、実際に PENTAX Digital Camera Utility 4 インストールする事が出来ました。

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■Mac で PENTAX Digital Camera Utility 4 がインストール出来ない場合の対処方法/手順
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1. インストーラのCDをセットし、インストーラを起動しておく。
2. 以下のサイトから PENTAX Digital Camera Utility 4 の最新アップデータをダウンロードし、実行する。
  http://www.pentax.jp/japan/support/download/digital/dc_utility4_mac.html
3. アップデータの指示に従いインストールを実行する。

※本来アップデータは旧版プログラムがインストールされている状態でないと、アップデートが実行できませんが、上記手順で、実質、新規インストールが出来るとの事でした。
==== 

休日にもかかわず、コールセンターの方には丁寧な対応いただき、問題も即解決しました。
先日から PENTAX のカメラを初めて使っている訳ですが、サポートがしっかりしているととても安心できますね。

同様の症状にお悩みの方は、必要に応じてご参照下さいませ。

※本サイトの K-5 関連記事はこちら

以上、

2011-09
PENTAX K-5
 with
DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
DA35mmF2.8 Macro Limited

これまで Canon Kiss X4 を使っておりましたが、色乗りの良さ、見やすいファインダー、本体内手ぶれ等等、数多の機能に引かれ我慢が出来ず、Pentax K-5 を買ってしまいました・・・ 今後は模型関連もこのシステムで撮影していく事になるかと思いますので、特性を知る為に幾つかテスト撮影した結果を記録しておこうと思います。

■KissX4 から買い替えに至った理由等
・価格の割に写りも良く、特に子供の成長記録を残すには非常にバランスの良いカメラであった。
・が、兎に角、手ぶれが酷い人間で有るため、手ぶれ補正機能がないとまともに写真が撮れない。
・しかし、KissX4 はボディ内に手ぶれ補正機能がないため、リーズナブルな単焦点レンズを購入し、軽量コンパクトな撮影環境を作ろうと思うと、手ぶれ補正無しの環境になってしまい、案の定、駄目な写真を量産するハメに・・・
・結果、手ぶれ補正のついた、単焦点並みに明るい大口径ズームレンズを付けっぱなしで使う事になり、コンパクトさとは無縁の状態に。平日かばんに入れてもって歩こうという状態では無くなっていた。
・また、風景をとった際、生成される jpg 画像と、自分の目で見た色とあまりに違いすぎ、なんの為に写真を撮っているのか良くわからなくなってきていた。
・RAW で撮影し、現像の際に調整する事も試したが、KISSx4 では常に最大解像度無圧縮の RAW  ファイルが生成されるため、メモリカードが直ぐに一杯になり、しかも現像に膨大な時間を取られる状態が続き、RAW での使用を諦めていた。
 ・わりとふらふらと歩いて撮影する事が好きだが、雨の日等は相当気を使い、使うのを避ける等、使用制限がかなり気になっていた。
 ・常に写真が右肩下がりに傾くため、水平器を別途買ってみたりしたが改善出来ず。

などなど、色々な不満があったため、K-5 を購入しました。
結果から言うと、不満点は全て解消されており、非常に満足度の高いシステムを手に入れる事になったのであります。
もっと早くに買っておけばよかった・・・

ファインダーは比較にならない位見やすいし、色乗りは目で見た感じに近く、かつメリハリが利いた好みの色合いだし、ボディ内手ぶれでコンパクトなレンズをつけても大丈夫になったし、雨の日もキットレンズがそもそも防滴機能があるので使用OK。水平器はファインダー内に表示され、それでもだめなら撮影時にセンサーで強制水平補正までかけられる素晴らしい機能もあり、本当に最高です。高感度もそこそこ良いですし。

ただ、動体にはかなり弱いようなので、こちらは EOS でカバーしようと思います。
まぁ、子供が大きくなって運動会とかあるまでは大丈夫かな、とは思っていますが。

兎に角、無理をして買ってよかったな、と思わせるシステムです。
特に、DA35mmF2.8 Macro Limited が素晴らしく、惚れています。画角も色乗りも最高に好きなレンズとなりました。

購入後は毎日持ち歩いており、実に楽しく遊んでいる今日この頃です。追々、模型はこのレンズで撮る事になるかと思います。